ビートは古い車体なので、クーラーガスはR12です。
フロンガスなので環境にはよくないです。
クーラーガスを補充するのはとても簡単です。
必要な工具もそんなに多くはありません。
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よく見かけるのはこんなタイプですが、これは真空引きとか必要な人やゲージで確認したい人は必要なんだけど、ガスを補充するだけなら不要なんですよね。
あれば勿論いろいろゲージで確認できていいんですが。
やっぱり高いですよね。
真空引きというのは、クーラーのホース内部等に混入してしまった空気を抜く作業です。
クーラーのシステム内部に空気があると空気に含まれる水分がクーラーシステムにダメージを与えるために真空引きが必要と言われています。
また、真空引きをしたまま一定時間放置してゲージの数値が動かなければ、クーラーのガス漏れがないと確認できるという作業にも使います。
これ自体の作業は難しくないんですが、真空ポンプという工具が必要です。
残念ながら真空ポンプは高価で3万円くらいします。
それでガス補充だけなら以下の3点があれば可能です。
これはチャージホース。ガス缶とクーラーとをつなぎます。
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これはガス缶に穴をあけるための道具でサービス缶バルブ。クーラーガスの缶の頭に取り付けて、このサービス缶バルブにホースを取り付けます。
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これはクーラーガス缶ですね。これがないと補充の使用がありません。R-12ガスは高価ですが、こういった代替品がたくさんあるのもR-12ならではですね。
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で、僕はデッドストックのこれがあるのでこれを補充します。
僕が使っているホースと缶バルブ
ホースは低圧側に接続します。
クーラーガスの補充手順
0.準備として道具+バケツにお湯を用意。
1.クーラーガスとサービス缶バルブとチャージホースを繋ぎ合わせます。(ねじ込むだけです。)
2.サービス缶バルブの上の羽部分を右に回します。(廻すと缶に穴が開きます)
3.チャージホースの先を押してガスを少し出します。(これでチャージホースの中の空気を抜くことができます)
4.車体の低圧側とホースを繋ぎます。(低圧側はパイプの太い方です)
5.エンジンをかけてクーラーを全開にします。(ガスが入っていくので缶が急激に冷えます)
6.ガス缶をお湯に浸して温めます(温めないとガスが入って行きにくいです。ホースは浸けない。缶は逆さにしない)
7.クーラーが冷えたら出来上がりです。
ガスの量は400gで十分です。ガスが残っていて冷えが悪いだけなら、250gで十分です。
1シーズン持つならこの方法で十分です。
ガスの入れすぎに注意しましょう。
この方法でもう5年経過してます。
ガスを補充して1週間とかで抜けてしまうなら、もう修理しかないですね。
修理には真空引きが必要です。
よく、ガス補充ばかりすると結局高くつくという記事を見かけますが、本当でしょうか?
ビートのような年式の古い車のクーラーをきちんと直そうとすると手間と時間とお金がかかります。
そういう修理は限界が来てからでもいいと思います。
と、いうのも修理するとなると殆どの部分をいじるからです。せっかく修理するのに悪い部分だけ交換とはなりません。レシーバーや不安のあるホース、パッキン全取り替えとなるはずです。
なら、本当にダメになってからで何が遅いのでしょうか。
ただ、コンプレッサーがダメにならないようにオイルの補充もした方がいいのですが、これもガス補充と同じ手順でできます。クーラーガス缶にオイルが入っているのがあるのでそれを購入すればガスとオイルが同時に補充でます。
これで今シーズンも快適です。
ちなみに、134aガスにコンバートしている車両もあります。必ず自身の車体のガスが何か確認してください。
134ガスにするレトロフィットは考え方はいいのですが、134にすると内圧が上がりすぎるので、ガス量を少なくしなければならず、そのためにクーラーの効きは今一つになります。
コンプレッサーまで134用に替えるなどしないなら現行のままで、代替ガスを利用した方が幸せだと思います。
作業は自己責任ですよ。
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