ロードスターの車高調選びが済んで、今度は交換です。
交換は緩まないボルトに泣きました。
これはテインを装着するところ。ここまで行くのに紆余曲折ありました。
足回りの交換は今まで5,6回はやったことあるのである程度下調べしたら大丈夫と高をくくってました。
下調べした時の内容としてはストラットとほとんど変わらないな、部品点数が多い分面倒くさいな。といった印象でした。
以前にビートの足回りを交換した時に、鈍らな工具を使ってボルトの頭をなめた苦い経験があるのでそこのところは注意しようと思ってました。
その時は自分ではどうすることもできず、車屋にお願いしました。
今考えると、あんなのはグラインダー(サンダー)で頭飛ばせばいいだけでしたが、その時は経験不足で高い勉強代を払いました。
★鈍らな工具を使うと、つらい思いをしますよ。
僕はサンデー整備にはそんなにいい工具は必要ないと勝手に考えて、安く手に入れた工具を使っていたのですが、古い車両の整備を行うと固着したボルトやナットに手を焼くことがたくさんありました。
これは工具が悪いのではなくて、古くなり固着したボルトが悪いんだから仕方ないと思ってましたが、一通りよい工具を使うと頭をなめる頻度が激減しました。
やっぱり、道具は大事だなぁと思いました。
工具は有名どころはKTCとスナップオンでしょうかね。
どちらも高いです。
どちらもプロユースなので、高くて当たり前です。
憧れはありますが、そんなのは買えないので(工具マニアでもないですし)ホームセンターできちんとした名前のあるもの、それからネットで購入できるものを混ぜて使ってます。
ホームセンターで購入するときにセットで売っている安い工具に惹かれてしまいますが、ブランドがないものやホームセンターブランドのものは避けるようにしてます。
経験上、こういったものを買って、良い結果になったためしがありません。
ちなみに僕が使っているのはフラッグとTONEです。
フラッグはネットで。TONEはホームセンターで購入してます。
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さて、足回りの交換ですが、外す予定のボルトナットにあらかじめ556なんかを吹き付けておきます。
これをしないと固着が激しくて緩みにくいです。
ちなみに、556よりもワコーズの潤滑油ラスペネの方がもっといいようですが、使ったことはありません。
固着しているナットやボルトは力が必要ですので、延長するための鉄パイプを用意するといいです。
それか足で蹴っ飛ばすと緩みます。
今回、外せなくて困った個所はここです。
ロードスターのサスペンションの下側はブッシュが入った目玉状の部分にボルトナットが刺さって固定されています。
このボルトは長いので緩めるときに力を入れるのはナット側です。
ボルトの頭側は空回りするのを止める程度の使います。
これを逆にボルト側に力をかけて緩めようとするとボルト自体がしなって力がナット側までいかないと思うので注意が必要です。
まぁ、それは経験上わかっていたので、ナット側を緩めると簡単に緩みました。
そこからが大変でした。
車高調の目玉部分に貫通したボルトを抜き取るのですが、ねじろうが引っ張ろうが、出てきません。
力任せにボルトを回して抜こうとしたら、目玉のブッシュ部分がちぎれてしまいました。
どうやら、ボルトと車高調のカラー(目玉部分のブッシュの真ん中にあるステンレスのスリーブ)
こうなるとボルトをハンドツールで抜き取ることはできません。
ネットで検索しても有力な情報は出てきません。
最初に取った手段は、ボルトをインパクトドリルで穴を開けて、貫通させて抜き取る方法です。
ナット側から小さなドリルで少しずつ穴を開けて、徐々に大きなドリルで穴を広げていきます。
ただ、相手は鋼鉄です。
ドリルがなかなか入って行きません。
しかもボルトが長いので貫通させるとなると、大変な労力と技術を必要とします。
ボルトに穴があいてます。
しばらくは順調だったのですが、案の定、ドリルを折ってしまいます。
インパクトの力が斜めにかかったら、簡単に折れてしまいました。
こうなってしまうと、ドリルではどうすることもできません。
ドリルの歯は、とても固いので、ドリルの歯をドリルで貫通させるのは無理です。
こんな感じで歯が残ってます。
次に、大ハンマーで叩いて抜き取る方法をやってみましたが、1mmも動く様子がありません。
後で、抜けたパーツを観察すると完全にカラーとボルトが一体になっていたので、ハンマーで叩いてどうにかなるようなものでもなかったようです。
サスペンションが外れてから、該当部分を見るとボルトと車高調のスリーブ部分が一体になってまってました。
最後に、取った方法は、グラインダーでカットするです。
非常にわかりにくい絵でもうしわかないですが、赤いラインの部分4か所をグラインダーでカットしてとりはずそうという魂胆です。
見てもらうとわかりますが、真ん中の2本が非常に難しそうです。
サスペンションとアームの隙間にグラインダーを差し入れて作業するようになり、スペースが取れるかといった不安がありました。
実際は、グラインダーを差し入れると何とか作業可能なスペースがあり助かりました。
これが不可能となるとロワアームの交換が必要だったかもしれません。
左からに順にカットしていくと、3本カットした時点で外れたので、都合3本のカットで片付きました。
ひょっとすると真ん中の2本のカットだけでも良かったかもしれません。
狭い場所ですし、いろいろなパーツが付いているので慎重にカットします。
とはいえ、非常に硬いボルトなので、グラインダーを強く押し当てないと切れないです。
何度も確認しながら、ロワアームを傷つけないように、注意しながらカットしていきました。
それでなんとか、取り外すことができました。
最終的にロワアームの一部をグラインダーで傷つけてしまったので、シャーシブラックを吹いて、錆止めとしました。
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