リアブレーキキャリパーオーバーホールの挑戦
ユーノスロードスターのリアブレーキキャリパーオーバーホールに挑戦しましたが、予想以上に難航しました。
やはり、鬼門はキャリパーピストンの内側に潜む謎の機構です。
サイドブレーキを併用するための機構だそうですが、このピストンの外側が錆びてしまっていて、ピストンを磨いて再使用することはできませんでした。
ピストン購入の選択肢
そのため、新たにキャリパーピストンを購入する必要がありましたが、購入先は主に3つに絞られました。
-
マツダからの部品供給
キャリパーピストン単体でマツダから部品供給があるようですが、肝心の中身が入ったものが届くのかどうかは不明でした。ネットで調べても、明確な情報は見つかりませんでした。
-
マルハモータース
マルハモータースさんが提供しているピストンは、ステンレスで巻かれており、錆びる心配もなく良い選択肢のようです。しかし、値段が少し高く、2つで26,000円となっていました。
電話で相談したところ、非常に人気があり、1ヶ月ほどの入荷待ちとのことでした。
-
ヤフオクの輸入品
また、ヤフオクでピストン単体の輸入品も手に入れることができるのですが、こちらは安価で手に入るものの、中身の移植を行わなければならず、手間がかかります。ヤフオクの出品者に中身の入れ替えについて相談したところ、ノウハウを持っていないため、車屋に依頼してほしいとの返答がありました。
ピストンの中身移植に挑戦
もしピストンの中身を移植できれば、それが最も安く済む方法なのですが、情報がなかなか出てきませんでした。
ネットで探していると、スライドハンマーを使って中身を抜き、新しいピストンにハンマーで打ち込むという方法を実践している人がいましたが、スライドハンマーを持っていないため、私には実行できませんでした。
ペンチで掴んで引っ張り出すとか簡単な方法では抜けそうにありません。
M10ネジを使っての引き抜き作戦
ピストンの中身をよく観察すると、M10のネジが切ってありました。
このネジにボルトを差し込んで引き抜くことも考えましたが、M10のピッチが不明で、(ピッチ1.5が入らなかったので、ピッチ1.25だと思うけど…)
さらにピストンを固定する万力もないため、この方法も難航しそうだと感じていました。
最後の選択肢:ヤフオクのオーバーホール済キャリパー
そんな中、ヤフオクでオーバーホール済のリアキャリパーが出品されていることに気付きました。
このキャリパーの価格は35,000円。
古いキャリパーを返送する必要があり、往復送料がかかるため、最終的には39,000円ほどになる予想でした。
しかし、キャリパー本体の表面が磨かれて軽く塗装もしてあり、自分でやるよりはかなりきれいなものが手に入りそうです。
自分でやるならブラストもないので、ワイヤーブラシで磨く程度で精一杯。
以前ビートでやったときは根気よく磨いてキレイにしましたがすぐに汚れと錆で汚くなったのでもうやりたくない(笑)
ヤフオクでは価格が上がる可能性がありましたが、もし落札できればこれを購入し、値段が上がれば諦めてマルハモータースさんの部品が供給されるのを待つことにしました。
競争を勝ち抜き、無事落札!
ヤフオクの終了前日に入札が1件あり、ライバルがいることが分かりました。
もし値段が上がるようなら諦めようと考えていましたが、終了直前に36,000円で入札したところ、あっさりと落札できました。
無事にオーバーホール済みのリアキャリパーが届き、問題なく交換作業を終えることができました。
取り付け自体は取り外しの逆というだけだし、ボルトの数も少ないので簡単でした。
地味に新品ブレーキパッド 取り付けの方が難しかったです。
ブレーキパッドについてるウェアインジゲーターついてるパッドをどこにつけるか迷いました。
片側しかない安物だったので、左側のピストン側(車体中央側)にウェアインジゲーターが地面側に来るように取り付けました。
あとはエア抜きです。
0 件のコメント:
コメントを投稿